植立 桃花台歯科

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インプラントの長期保存を目指して、何をすべきか。
当院学会発表論文2008
ぺリオインプラントセンター
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写真とコンセプト
2台の高感度デジタルCT(2台保持は日本初)
当院では目的に応じ2台のCTを使い分け安全で適確な治療計画を立てます。
歯科専用手術台(ドイツ製)
日本初の設置
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当院の症例(インプラント)
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劇的リフォーム歯槽膿漏 回復術と歯肉再生
レーザを利用した軽度の歯槽膿漏治療
歯槽膿漏とインプラント及び各種手術方式
発想を転換し進化し続ける矯正
当院の症例
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モリタEr:YAGレーザー
かみあわせ異常とアゴの痛み
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困難な親知らずの日帰り抜歯・
主な設備
【当院学会発表論文2008】
当院学会発表論文2008
3iインプラントの潮流と考察
はじめに
 1965年Branemark らにより、チタンの骨結合型インプラントが無歯顎に応用されて以来、歯科インプラントは飛躍的に進歩し、現在では日常臨床に欠かすことのできない治療のオプションである。また部分的な欠損症例にも対応され、機能回復のみならず、高度な審美性までも望まれるようになってきている。
 3iインプラントがブローネマルクシステムの改良型として日本に導入されて15年の歴史を振り返ると、日進月歩でシステムが進化し、改良が加えられてきた時期といってもよい。それらの改良は、ときにはユーザーであるわれわれを悩ませたこともある。
 歯科インプラントの治療分野には、多種のシステムや材料、そして手法が存在する。そのような背景の中、3iインプラントが現在のシステム概念に至るまでを当医院で行った臨床例を供覧しながら一度整理し、現時点での臨床応用の考え方と手法を解説して考察してみることにした。

 臨床に登場した当初の3i社は、スタンダードタイプとして、 3.75oと 4.0oのインプラント(ノンセルフタップ)を標準サイズとし、表面性状はチタン削りだし機械研磨加工であった。その後さまざまな骨幅に応じたナローおよびワイドダイアメーターのインプラントが開発されたが、アバットメントの種類は現在ほどラインナップされていなかったため、上部構造に適正なプロファイルを与えることが困難であった。また、上部構造の装着はスクリューリテイニングタイプが主流であった(図A、Case01)。

図A
 インプラント埋入のプロトコルは、カバースクリューを装着した状態で歯槽頂骨縁に揃える位置までの埋入が通法で、サブクレスタル状態で埋入深度をコントロールしていた(図B)。上部構造装着後に起こる一定量の骨縁の吸収は、ある意味防ぎようのない現象と考えられていた。ただ、この骨吸収は天然歯における骨縁下ポケットの形成をイメージさせ、歯周病学的な観点からは懸念された。
 このことはのちに、健康な天然歯の歯周組織と同様の、インプラントの骨レベルを決定する要素である Biologic Width (ソーサリゼーション現象)の構築のためであることが解明された(図C、D、Case02)。
 
 その2年後に、フィクスチャー自身がタッピング機能を有することで、無駄な骨切削を避けて埋入時間の短縮を実現したセルフタップ型のICEインプラントが開発される(図E)。
 また3i社は、上部構造のエマージェンスプロファイルにもいち早くこだわり、さまざまな形のヒーリングアバットメントを開発し、それに応じたインプレッションコーピングやアパットメントを提供してきた(図F〜H)。
 一方、クラウン・ブリッジによるインプラント上部構造の装着は、スクリューリテイニングタイプからポスト型アパットメントによるセメンティングシステムに移行していった。
図E
 1997年に次世代型インプラントとして、各社からエッチング様の表面性状を有したインプラントが開発される中、3i社はオッセオタイトを発売した(図I)。ただし、骨のソーサリゼーション現象を見込んで2スレッドはマシーンサーフェス部分を残す。これによりインプラントのBiologic Width の構築において対応した。
 そののち、拡張されたプラットフォームを付与することで、歯槽骨頂での初期固定が得られやすく、比較的狭窄した骨においても天然歯の幅径に近い上部構造のエマージェンスプロファイルの付与が可能になるXPインプラントが開発された(図J)。この頃より、ソーサリゼーション現象を最小限に抑えたいという考えから、意図的に埋入深度を浅いクレスタルあるいはスープラクレスタルに設定するようになる(図K、L)。
 その結果、アバットメント接続後も以前のような骨吸収(ソーサリゼーション現象)は抑えられた(Case03)。ただし、歯肉の薄い症例に対してスープラクレスタルに埋入すると、プラットフォームが歯肉縁上に出てしまい、アバットメントから上部構造に至るエマージェンスプロファイルが適切に付与できないこともあるため、筆者は埋入深度をクレスタルにしている。
Case03
図03-01:初診時の口腔内所見。患者は52歳の女性で前顎的に重度の歯周疾患に罹患していた。初期治療完了後、左側臼歯部のバーチカルサポートを確保するため、インプラント治療を計画した。インプラントシクスチャーはオトガイの神経を避けやすい形態であるテーパーアナトミックタイプのアッセオタイトNTインプラントを選択した。
 
 2003年からは、抜歯即時埋入用として初期固定が十分得られる歯根型インプラント「オッセオタイトNT」が発売された(図M)。その後、ドリリングシステムに改良が加えられて、現在も主に前歯部領域で多用されている(Case04)。
図04-12:2ヵ月後ティッシュパンチにより粘膜を除去し、カスタムメイドのテンポラリークラウンを装着して歯肉の形態を調整した。
 一方、3i社では多種のインプラント製造の中、ワイドダイヤメーターのインプラントに合致するアバットメントの供給が間に合わず、余儀なく径の小さいアバットメントで対応するといった事態が起きていた(図N)。ところが、径の小さいアバットメントで対応したインプラントの経過観察をしてみると、従来のインプラントの Biologic Width 確立による歯槽骨頂の骨吸収が少ないという良好な結果をもたらした。これが、今日3i社が推奨するプラットフォームスイッチングという新しいコンセプトである(図O、Case05)。これは、インターフェース部にステップがついた Astra-Tech インプラントが、比較的骨吸収が少ないという見解とも合致する。
 この論説に確固たるエビデンスが得られれば、インプラントのソーサリゼーション現象に変化が生じ、アバットメント連結後の骨吸収のない治療が可能になる。今までの埋入深度(クレスタル、スープラクレスタル)のコントロールは、再度一定したサブクレスタルに置換されるであろう。また前歯審美領域において、調和のとれた歯顎ラインと歯冠乳頭を長期に維持するために、この考え方は有利に働くため、今後特に多様されると思われる。
 昨年からは、待望のインターナルインプラント Certain が発売された(図P)。これによりアバットメントのリテイニングは飛躍的に向上し、少なからずエクスターナルインプラントよりソーサリゼーション現象は有利にはたらくように思われる(Case06)。
 また今年3月にはプラットフォームスイッチング専用のインプラント、PREVAIL が発売となった(図Q、Case07、08)。
図07-03:挺出後の口腔内所見。隣在歯顎部より2mm歯冠側方向に位置したところで(3ヵ月)終了した。再度X線像、CT像で状態を確認する。
図08-01:プラットフォームスイッチング専用のプリベールインプラント(a)とXPインプラントにスイッチをした(b)比較では、プリベール・XPともに同様の結果が得られた。ただ、まだ最終補綴が入って間もないので、経過観察が必要である(インターナルインプラント)。

図R:3iインプラントの変遷

まとめ
現在、インプラント臨床の発達に伴い、多数のインプラントシステムが臨床応用されている。3iに限らず各インプラントごとの利点、欠点、操作性などをしっかり見極めてわれわれ臨床家はシステムを選択しなければならない。また、機能性ばかりでなく、患者の審美的要求もますます高まるなかで、一方通行の治療にならないよう原理、原則を知った上で臨む必要がある。

*** 参考文献 ***
1)   Lazzara RJ,Porter SS,Platform Switching:A new concept in implant dentistry for controlling postrestorative crestal bone levels.Int J penodontics Restorative Dent 2006;26:9-17.
2)   Grunder U,Gracis S,Capelli M,Influence of the 3-D bone-to-implant relationship on esthetics.Int J Periodontics Restorative Dent 2005;25:113-119
3)   Ericsson I,et al.Abutment and Implant Junction Inflammatory Cell Tissue(ICT)Infitrate.Clin Oral Impl Res 1996;7:20-26
4)   Hermann JS,Cochran DL,Nummikoski PV,Buser D.:Crestal bone changes around titanium inplants.Aradiographic evaluation of unloaded nonsubmerged and submerged implants in the canine mandible.J Periodontol.1997 Nov;68(11):1117-30

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