【総合歯科室(ポトス掲載)】
発育期の歯の注意点
子供の前歯が周りの歯と比べて変色(灰色)している時は、要注意です。子供はよく前歯を打ちますが、本人の気がつかないうちに、歯の中の神経が死んでしまい、歯が変色してくるのです。そのままにしておくと歯の根の先に膿をため、下からはえてくる大人の歯に悪影響を与えます。表面がざらつき、くぼみがあるなど、歯質が弱くなるおそれがあります。歯を打って変色がある場合は、痛みがなくても、早急に治療を要する場合があるので注意して下さい。
やっぱり今でもシーラント「歯を守るシーラント処置」
奥歯には、歯ブラシの毛先が入りにくい細い溝(みぞ)があります。溝に食べかすがたまり、むし歯になっていきます。シーラントは、その溝を合成樹脂でうめるもので、歯は削りません。最近のシーラントはフッ素が添加してあるので、さらにむし歯予防が強化されます。
新学期が始まって
お子様への歯列矯正を考えてみえる方へ。親御さんから、「矯正は、歯が生えそろってからで良いのでは」という意見を聞きます。しかしこれでは遅いのです。平均的に小学校の5,6年位で、上顎の成長が止まっており、発育に乗じた顎の拡大が困難になるからです。特に最近の子は細面で顎が小さいことが原因になっています。当院では、顎自体を大きくする装置を使用し、歯のスペースを作るので、歯並びが気になると思われたら、親御さんは早めに相談されると良いです。
歯の抜けかわりで気をつけたい事。
昔とは違います。自然にまかせて、ではだめです。 【歯肉弁開窓術】何かの理由で乳歯が早く抜け、抜けた場所の歯肉が、増殖肥厚することがあります。その下の永久歯が、肥厚した歯肉につっかえて生えてこれなかったり、ゆがんで生えてくる事があります。肥厚した歯肉を速やかに切開し、歯がスムーズに生えるようにします。
ワクチン接種をして、今までの生活を取り戻しましょう。
僭越(せんえつ)ですが。 コロナワクチンの接種を2回終えました。あまり報道されてはいませんが、2回目の接種後、若い人ほど発熱する傾向があるようです。スタッフの3割程が38度〜39度の熱を出し、2,3日でおさまりましたが、意外に大変でした。熱が出て苦しい場合、解熱鎮静剤を飲むと楽になりますが、この場合何でも良いという訳ではないようです。私の妻も38度の熱が出て、ぐったりしていたので、私の医院で使っている子供用の痛み止めの薬(解熱剤)を2包飲み、熱が下がりました。注射の時、特に2回目は免疫反応(アナフィラキシーではない)が強まる事があるようです。私感ですが、次の日は無理な予定をたてないようにと思います。
保険を中心にした治療
虫歯や歯槽のうろうは、細菌(バイ菌)の温床です。日頃から口の中を清潔にする事はもちろん、残っている歯を保ち、ブリッジや入れ歯など保険内で”噛める”健康な口腔を作る手助けをしてくれます。 <入れ歯の方>技工士が常駐しているので、入れ歯の修理にも対応しています。歯茎が痩せて合わなくなった方も是非! <ヒアルロン酸注射>口もとの審美追求の一環として、しわ取りを行っています。
フロス(糸ようじ)や歯間ブラシが臭い時は要注意
歯と歯の間のむし歯は見つけにくく、レントゲン写真をとっても、歯と歯の重なりで判明しにくいです。しかし、フロスや歯間ブラシを通した時、その都度匂いをかいでみて下さい。臭い場合は、むし歯になっている可能性が高いです。又、かぶせ物や詰め物をしていても、歯の磨き方がわるいと、歯と歯の間が再び、むし歯になっている事があります。これも同様にチェックしてみて下さい。早くむし歯をみつければ、治療が軽くてすみます。
電動ハブラシ使用時のリスク
新年かわりなくお過ごしの事と祈念します。口の中を清潔に保つため、歯磨きの重要性は皆さんご存知であろうと思います。しかし磨き方で、歯や歯肉を痛めてしまう事があるので要注意です。特に電動ハブラシは、強く歯にあて続け、しかも手を横に動かしている場合は、危険です。長年これを続けていると歯に溝を作ってしまいます。せっかく熱心に磨いているのに・・・。ブラッシング指導で、正しい磨き方を習うとよいです。
上の前歯が”ハ”の字に離れてすきっ歯になっている子、上唇小帯肥大の影響。
上唇小帯は、上の前歯と上唇をつなぐ筋肉の一種で、これが強く太い場合、前歯が上唇小帯をさけるように中心から離開していきます。まっすぐに生えるべき前歯が、片仮名の”ハ”の字のように離れていってしまします。成人で、この症例の方をしばしば見かけます。歯の生えかけた小児の時期に、小帯を切除しておけば、もう少し良い歯並びになったのではと、思います。上の前歯なので目立ちます。保険ででき、短時間で終わります。術後の消毒には通う必要があります。
自己流磨きじゃないと、ダメ?
むし歯や歯周病になっていると「口の中を雑菌の温床」にしてしまうリスクがあります。正しい磨き方は非常に大切です。しかし、ブラッシングを教えても、自己流の磨き方をしてしまう方が多いです。私の父を観察していたら、自己流磨きをしないと歯磨きをした気分にならないようでした。正しい磨き方は、繊細で歯肉を傷つけないデリケートなものです。最初はもの足りない感じがあっても、正しく磨きましょう。歯科で、歯の清掃や磨きは、よりむし歯や歯周病の予防になります。
自分の歯の磨き方の癖を知ろう。
ムシ歯予防は、もちろんですが、インプラント◯歯周病◯矯正でも、歯や口の中を清潔にする事が基本です。患者さん達には、それぞれ磨き癖がある事が多いです。特に、右利きの方は、御自分の右側の歯、左利きの方は、左側が磨かれてない傾向があります。歯周ポケットも同様です。歯科医や衛生士に、点検してもらって、今一度磨き方に注意されると良いです。
歯周病でグラグラになった歯を抜かないでいると・・・
歯周病を引き起こす細菌は、口の中にあっても体内に拡散し全身的な病気を誘発します。歯がグラグラしている(大人の場合)という事は、膿の中に歯が浸かっているようなもので、歯を抜かないでいる事は細菌の塊を体内にかかえていると同じです。体力が低下し、抵抗力が落ちると、歯周病の細菌による感染症がおこることがあります。例えば、脳梗塞・心筋梗塞・腎炎など重い病気になることもあります。細菌の時限爆弾をかかえているようなものです。歯周病の治療もいろいろありますが、抜去する事も治療の1つです。
とても基本的な歯磨きの癖
新年おめでとうございます。 皆さん、歯の右側・左側など特定の場所がむし歯になりやすいとお思いになった事はありませんか。ハブラシを持つ手(利き手)と同じ側の歯(右利きなら、右側の歯、左利きなら左側の歯)が磨き残しが多いです。簡単な事ですが、これを自覚し食事後歯磨きをして下さい。しかし、力を入れて磨くと、その部分だけ磨き過ぎて歯に溝ができてしまう事があります。それも要注意です。
何故歯の矯正が必要か?美しさのためではありません。
歯並びが乱れていると、歯の汚れがとりきれず、むし歯や歯周病になりやすくなります。これ以上に問題なのは、歯並びが悪いと、噛み合わせの力が歯全体に均等に分散されず、かたよってしまう事が多い点です。下顎前突=受け口などは、前歯が噛みあわず、奥歯だけで噛み合わせの力を支えいるので奥歯への負荷が大きくなり、歯を弱らせるリスクが増します。受け口はわかりやすい例ですが、開口(かいこう)叢生(そうせい)なども、同様です。
夏休みも中盤を迎えました。お子様の歯列矯正を考えて見える方へ。
親御さんから、「矯正は、歯が生えそろってからで良いのでは」という意見を聞きます。しかしこれでは遅いのです。平均的に小学校5,6年位で、上顎の成長が止まっており、発育に乗じた顎の拡大が困難になるからです。特に最近の子は細面で顎が小さい事が原因になっています。当院では、顎自体を大きくする装置を使用し、歯のスペースを作るので、歯並びが気になると思われたら、親御さんは早目に相談されると良いです。
イオンの力でフッ素を浸透。
TVであった、スウェーデン式歯磨き=歯磨き後に口をすすがない方法 フッ素の効能は認めますが、口をすすがないでいるのは気持ちわるいです。しかも、日本の歯磨剤は歯ブラシ後に口をすすぐ事を前提として製造されているので、残留薬剤も気になります。歯質強化のため当院では、フッ素をイオンの力で歯の表面に浸透させます。歯質強化に有効で、少なくとも、歯磨き後に口をすすがない方法より清潔・効果的です。
子供の歯の変化
お子さんのむし歯は本当に少なくなりました。しかし依然として、むし歯がたくさんあるお子さんもみえます。学校の検診で数年に渡り観察していくと、歯の管理に個人差があるのではと思います。「むし歯になりやすい歯の管理は苦手・・・」と思われるなら、まめに歯医者へ行って下さい。春日井・小牧は中学3年まで歯科医療費が無料です。定期的な清掃・シーラント・歯の磨き方等をしっかりやってもらい、むし歯になる悪循環を断ち切ってほしいと思います。また、むし歯の減少と反比例して、歯並びの悪化が目立ちます。
美しい歯並びがもたらす効果矯正の本当の真価について。
乱れた歯並びを整える歯列矯正は、歯や容ぼうを美しくする効果だけではありません。まず、歯が乱れてはえていると上手に磨けず、歯の汚れがとりきれず、むし歯や歯周病になりやすいです。歯並びが悪いと、噛み合わせの力が歯全体にほぼ均等に分散されず、かたよってしまうことが多いです。”受け口”などは、前歯が噛み合わず、奥歯だけで噛み合わせの力を支えているので、奥歯への負荷が大きくなり、歯を弱らせるリスクが増します。
しわ取りヒアルロン酸注入法
口の周りのケアとして、ほうれい線などのしわ取りをヒアルロン酸を用いて行います。スイスTEXOSAN社製の高純度、最高品質のヒアルロン酸を一般美容外科の2/5の価格設定としています。院長は歯科美容医療研究会TEOSYALの認定を取得し、低価格設定のため、写真撮影はしませんが、安全衛生面には気をつけています。男性の方にもお勧めしています。美容審美の面で日本人男性はためらいがちですが、若々しい外観の追求に臆する事はないのではないでしょうか。
部分的な矯正=局所矯正◯目立つ気になる前歯部分に特化◯
局所矯正は全顎矯正より低価格(自費)。上下の前歯4本は小学校2年生位で(個人差はあります)はえそろいます。その時点で前歯4本の歯並びが悪い場合、まず、前歯を局所的に矯正し歯ならびを改善します。前歯4本を早めに矯正で改善すると、それに従って奥歯がはえそろいます。前歯がきれいにならんだ段階で奥歯も同様にきれいに並べば、これで矯正を完了できます。前歯の歯ならびが悪いまま、奥歯や犬歯がはえた場合は、このような局所矯正では済まず、全顎矯正になり高額になります。
むし歯体質?膿漏体質?
人は大抵、むし歯体質か膿漏体質に分かれます。膿漏体質の人は、むし歯がないからといって、歯が強いと過信するのは禁物です。歯槽膿漏は初期に痛みがないので、若い頃は油断しがちです。むし歯がなくても、クリーニングやチェックをした方が良いです。なぜなら、歯槽膿漏で一旦とけた骨はほとんどの場合元にもどらないからです。
困難な親知らずの抜歯
正月のおせち、田作り身欠きごぼうなど、歯ごたえのある料理が多いです。又、原始時代の人は、より硬い食品を食べていた様です。今は、柔らかい加工食品が多いので、現代人のアゴは、小さく細くなる傾向にあります。この状況で”親知らず”が、狭いアゴに生えてきます。親知らずが、アゴの奥に無理やり生えてくるので、ゆがんだりまっすぐ生えてこれず、ま横に生えたりします。この場合、手前の歯の間に食べかすがたまり、虫歯や歯槽膿漏を誘発するので早く抜く必要があります。困難な抜歯ケースは10000症例以上になります。
歯が生えてきたばかりなのにもう虫歯
5才と12才頃から、永久歯の中でも要となる奥歯が生えてきます。ところが、場所が狭く、歯の上に歯肉が覆いかぶさり食べかすがたまりやすく、歯みがきでも、とりきれません。そのままにしておくと虫歯になってしまいます。歯の上に覆いかぶさっている歯肉を、すばやく切除して、歯みがきしやすい環境をつくり、虫歯を防ぐことが重要です。一度、子供の奥歯に歯肉がかぶさっていないか口の中をのぞいてみて下さい。
小児の上唇小帯異常について
上くちびるの裏側の中央にあるひだを上唇小帯といいます。これが太く厚い場合、このひだがじゃまをし、上の前歯が、すきっぱになったり、歯が生えてこれなくなったりします。上唇小帯の厚みと歯ならびは、一見関連がないように思われますが、上唇小帯による、歯ならびの異常は外観が悪いので、治療をされると良いです。治療は、小帯を切除しますが、レーザーで簡単にでき、顕著な改善がみられます。
歯科重要ポイントベスト3★
歯科技術がどんどん進歩する中、今も昔も変わらぬ重要ポイントは・・・①歯の神経をなるべくとらない事。②やむをえず、神経をとった場合は、神経が少しでも残存しないようにしっかり取り除き、除去後の空洞部分に再び細菌が繁殖しないよう、薬をしっかり詰める事。③最後に、歯列によくあったかぶせ物、つめ物をする。この時、歯科医と技工士がタイアップし、より適合のよいかぶせ物を接着する事が重要です。適合が悪いと食べかすがたまり、むし歯や歯槽膿漏をひきおこします。
炎症について(アゴなどの)
”おでき”やかさぶたなどができると、ついついさわってしまいつぶしたり、はがしたくなる衝動に駆られることがあります。同様に、歯肉やアゴに炎症や異常が起きると、触りたくなる傾向があるようです。◯歯肉が腫れているのに、ハブラシでゴシゴシ磨いて悪化させる。◯アゴが痛むのに、マッサージをしたり、筋肉を鍛えようとして、悪化させる。こんな場合は、さわらないでおくのが原則です。歯科を受診し、根本原因を排除する事が重要です。
泣いて暴れる子供の治療①
一番重要なのは、親が「しっかり完治しよう」という意志をもつ事です。乳歯の虫歯でも、治さないでおくと、その下の永久歯の歯質が弱くなります。乳歯の根に、虫歯で膿がたまると、その下の永久歯は、膿に浸った状態になるからです。又、膿をさけるように、永久歯が生えてくるため、歯並びも悪くなってしまいます。夏休みも、もう終わり・・・でも、子供の歯はしっかり治しましょう。
泣いて動いてしまう子の治療②
治療中に急に動くと危険なのでしっかり固定する(装置有)。注射をするときだけが痛むので・・・ ①笑気ガスで痛感を和らげる。 ②注射をうつ場所を、歯科医が指で圧迫し、感覚を鈍らせる。 ③麻酔を、しっかりかける事(子供は意思表示がはっきりしてない時があるので)が重要です。泣いた子供が治療後、ケロッとしてご褒美シールを持って帰られると我々も一安心です。
クリスマスの賜物(たまもの)
歯の矯正(特に小児の場合)は親御さんからの愛情の賜物ではないかと考えます。矯正は、自費で高額です。当院では、25年前から値上げをせず治療しておりますが名古屋等都市部では同レベルのものが2倍以上の見積になっていることが多くあります。長年、矯正の患者さんの親子と接していると、矯正は、親御さんからの愛情を深く感じます。高額な費用はもちろんですが、毎日の歯の清掃や点検、通院等親御さんの子供への愛情熱意がなくては矯正はできません。美しい歯並びや顔つきに変化していく家庭を作る喜びもありますが、何気ない親子のやり取りの中に愛情を感じ、我々歯科医も幸せになる事が多いです。
歯の知覚過敏について
歯磨き剤のTVコマーシャルでよく聞く言葉ですが、冷たい物熱いものなどに刺激を強く感じる症状です。TVの広告主が、宣伝しているのは、歯周病によって歯肉がさがって、歯の根っこがあらわになり、冷たい刺激に過敏になるというものでしょう。歯磨き剤で知覚過敏を柔らげるのも一案ですが、原因の解消にはなっていません。歯と歯肉やその間をこまめに清掃して、汚れや歯石をためこまないことが大切です。もちろん、むし歯が歯の神経まで近づくと冷たい物にしみるようになります。歯磨き剤で緩和しても、原因の除去にならない事もあります。
しわ取りヒアルロン酸注入法
歯科医は”歯”の治療だけでなく顔面の様々な病変についても勉強します。口腔審美の一環として、ほうれい線など口の周りのしわ取りをヒアルロン酸を用いて行います。院長は、歯科美容医療研究会TEOSYALの認定を取得し、治療費は、現在は一般美容外科の5分の2の価格設定としています。低価格設定のため、写真など撮りませんが、安全面衛生面は特に注意しています。年令を重ねるに従い、ほうれい線はくっきりと刻み込まれてきます。電話でご予約をお取り下さい。
美しい歯並びがもたらす効果。矯正の本当の真価について。
乱れた歯並びを整える歯列矯正は、歯や容ぼうを美しくする効果だけではありません。まず、歯が乱れてはえていると上手に磨けず、歯の汚れがとりきれず、むし歯や歯周病になりやすいです。歯並びが悪いと、噛み合わせの力が歯全体にほぼ均等に分散されず、かたよってしまう事が多いです。”受け口”などは、前歯が噛み合わず、奥歯だけで噛み合わせの力を支えているので、奥歯への負荷が大きくなり、歯を弱らせるリスクが増します。
毛先の曲がったハブラシはダメ
エアフローやポリシングで、口の中が汚れのない清潔な状態を一度体験してみて下さい。歯のそうじ(スケーリング等)をし、空気圧による歯の洗浄(エアフロー)や歯を”つやつや”にするポリシングを受けてみると、口の中がまことに爽快で気持ちが良いです。また、毛先の曲がっていない清掃しやすいハブラシで歯や口の中を清潔に保つ感覚を身につけて下さい。むし歯の予防はもとより、歯周病の予防、風邪やインフルエンザの予防にもつながります。
最近の芸能人で歯並びの悪い人はいない。
特に若手の芸能人で歯ならびが良くない人…見当たらないのではないでしょうか。”出っ歯”を特徴としている明石家さんまさんでさえ、”整然とした”出っ歯であり、その歯も我々歯科医にとっては、不自然な程白いです。とにかく、歯ならびが美しい顔の1つのチェックポイントになっている事は確かです。当院では叢生(そうせい)・受け口など歯ならびが良くないお子様は早く矯正を始めます。
大人になってから始めるより、成長期の骨格形成にのっとって矯正を行うので、顔つき容貌も良くなる傾向があります。
小児治療・保険内で少しでも歯ならびを良くする方法
・タイムリーに乳歯を抜く
乳歯の下には常に永久歯が接触してはえてきますが、たまに乳歯の根がしっかりし過ぎているため、永久歯がつっかえ、傾いてはえてくる場合があります。
レントゲン写真をとり、永久歯の成長の具合を、適確に判断しタイムリーに乳歯を抜く必要があります。なかには、乳歯がしっかりし過ぎているため、永久歯が骨の中で完成してしまいはえてこられない症例も、ごくまれにあるので、注意を要します。
歯の型取り…こだわる理由
歯にかぶせる物(さし歯の上の部分)をクラウンと言い、クラウンが心地良く適合するかは、型取りの出来不出来にかかっています。おう吐しやすい患者さんなど、たいへん負担になるので、何回も型取りするのは、なるべく避けたいと思っています。しかし、ここで妥協は許されないのです。「まあいいかな。」OKを出して出来上がったクラウンは、適合性を欠き、作り直しになる事があります。手間取っても、たいへんでも、妥協せず型取りをしなければ…と、いつも経験上思い知らされます。また難しい困難な症例は、患者さん個人にあった特別な型で型取りし、対応しています。
そうじ追想、風呂カビと歯石。新年、歯ブラシも新しくしよう。
お風呂のタイルと床の継ぎ目のゴム状の部分、じゃばらホースの溝など、歯と歯石の関係に似ています。特にゴムの継ぎ目にカビがつきやすく、強力なカビ取り剤でもなかなかとりきれません。歯石も同様で、歯と歯肉の間にはいりこみ、通常の歯磨きではとれません。歯科で、歯肉の内側の歯石を除去する治療が必要です。お風呂でゴムの部分を無理にゴシゴシ磨くと、ゴムが削れてしまうことがあります。歯肉も同じです。歯肉の内部の歯石をまず除去し、それから適切な歯磨きをして下さい。
良いハブラシとは?
この冬、入院していた私共の父に、身の回り品として、当院推奨のハブラシを持っていきました。父は、このハブラシの使い心地の良さにびっくりしていました。まさに、灯台下暗し。父がこのハブラシを使っていなかったなんて。食後には、歯間ブラシを使う歯の手入れに怠りのない父は、私のもっていったハブラシをとても気に入っていた様子でした。
良いハブラシとは、毛先が繊細で、歯と歯肉の間に、あまり違和感を生ずる事なく、すっきりと入りこみ、磨く力がぶれる事なくダイレクトに毛先に伝わるものです。当院推奨のハブラシを是非使ってみてほしいです。
指しゃぶりの影響と予防
指しゃぶりは、歯ならびを悪くします。上の前歯と下の前歯の間にすき間があき、歯をかみ合わせてもかみ合わない”開口”かいこうという状態になり、ひどくなると顎の骨も変形してきます。指しゃぶりは癖なので、注意してもなかなかやめられないし、それは精神的ストレスにもなります。歯科矯正治療の一種でも指しゃぶりをなおせます。タングガードという装置をつけると徐々になおっていきます。
一度、ご相談下さい。
口臭の原因は?
口臭はひどく臭う時とそうでない時があります。空腹の時はよく歯の清掃をしていても臭う事があります。また、唾液(だえき)の量が少ないと口臭があります。この場合は歯磨きやうがいで解消しますが、常時、口臭がある場合は、どこかにむし歯があるか、歯周病になっているか、舌苔(ぜったい)が原因となっています。舌苔は、食べかすやはく離した細胞が舌に付着したものでごく柔らかい歯ブラシで奥から手前にかけて1日に1回やさしく磨いて下さい。
口の中の清掃用具について…
TVで歯周病のケアの宣伝は、ほとんどが歯磨き剤と歯ブラシですが、他の器具も重要です。若いうち(20代)は、歯ブラシとフロス(糸ようじ)だけで十分清掃できますが、年を経る毎に歯肉が下がってきてしまうので、歯ブラシとフロスでは、食べカスがとりきれなくなります。歯と歯の間にすき間ができてくると、歯間ブラシで清掃します。歯間ブラシはサイズが大小あり、自分に合った適切なサイズ選びが大切です。自己流でなく、適切な器具選びと使用法を歯科医院で教えてもらって下さい。
年末の雑巾がけと歯石とり
TVでよく見る雑巾がけとは、雑巾に両手をついて廊下をダァーッとかけるスタイルですが、部屋のそうじをした皆さんはお気づきだと思いますが、あれではすみっこの髪の毛やゴミはとれません。歯石とりも同じです。
毎日のブラッシングでもたまってしまうプラークや歯石。自分で自分の口の中の細かい所は汚れを取ることは難しいです。”人”に歯の清掃をしてもらう事、専門の清掃用具で歯石を除去する事が必要です。当院では、エアフロー・ポリッシングで歯の清掃をしています。歯と歯の間・歯肉の境目の汚れがとれ、歯の表面はピカピカになります。
歯ブラシについて
先日、昼のテレビ番組で、歯ブラシの紹介をしていました。上下の歯を同時に磨ける歯ブラシなど、かわった形態のものがありました。おもしろい形ではあるけれど、細かい所まで磨けられるのか疑問に思います。手の力がぶれることなく、毛先まで伝わり、繊細に磨けなければなりません。持ち手が曲がっている歯ブラシは、あまり良くないです。当院推奨の歯ブラシは、大手メーカーのものではありませんが、非常に使いやすく、よく磨けます。歯周病予防のため磨き方、歯肉と歯の境を磨く場合など、性能を発揮します。試していただきたいです。
インプラントの長期保存を目指して何をすべきか。
はぐきがはれ、歯がグラグラして噛めない方、本当にお困りで不自由だと思います。歯周病によって歯を支える骨がとけてしまっています。こうなると、患者さんの”歯を残しておきたい”という気持ちも理解できますが、早く歯を抜いてしまった方が良い場合が多いです。歯ぐきの土台がやせて小さくなってしまいインプラントや入れ歯の適合が難しくなるからです。
入れ歯の修理
入れ歯を使っていると”あわない。かみづらい”となる事が多々あります。特にお年を召された方は、顎がやせる・歯周病が進むなど、口の中の状況が変わってくると、かみ合わせが異なり、入れ歯があわなくなります。その場合、市販の入れ歯安定剤も有効ですが、一度歯医者へ行き、”リベース”という処置をしてもらうと良いです。入れ歯の”歯ぐき”の部分を修理します。当院では、ドクターの指導のもと技工士とタイアップして患者さんの入れ歯をその場で修理、調整しています。
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