【審美歯科】美しさに焦点をあてた治療


●機能的に、より美しく
 当院では、機能と形態の調和によって、初めて真の口腔の審美が得られるという概念から、常に機能性を根底におき、それでいて、最大限の美しさが引き出せるよう、努力しています。

●ドクター・技工士・患者さんとのタイアップ
 機能性(咬合理論)・審美理論を熟知した ドクター技工士が、直接患者さんの口腔をみて話し合い、患者さんの希望も聞いて、より理想的なものを作るよう努力しています。

●技工精度
 より精度の高い正確な装着物を作るため、技工物用高精度顕微鏡を用いています。

●装着物の色
 自分の歯(天然歯)の微妙な色あいにお気づきでしょうか?
 審美の基本は、色です。セラミックスで出来た歯のかぶせ物=メタルボンドは白いばかりがよいのではありません。いかに自分の歯の色調に合わせるかが、とても重要で難しいのです。当院では、日本人に最も合うとされているVITA社の色見本のオランジェリーイエローを基準にしています。さらに、色をドクター・技工士の知覚的判断だけで再現するには限界があると感じ、VITA社の新システムVITA3D-MASTERシェードシステムを取り入れています。VITA社のシステムは、色を、明度(明るさ)、彩度(色の鮮やかさ)、色相(色あい)の3つにわけ、それぞれの数値によって、ひとつひとつの色を正確に決定していくものです。みせかけの"白さ"ではなく、ナチュラルな患者さん個人にあった色を作り、美しい口元を演出します。
◇技工士もVITA社のスクールの卒業生です

自費の装着物(かぶせ物・つめ物)の種類の紹介①〜⑥

1.セラミックスクラウン
   通常の保険適用歯は、合成樹脂(プラスチック)を使用しているので、審美性・強度的に劣り、色の変化・磨耗がみられます。が、この場合は、セラミックスを使用しているので、何十年経っても変色が見られず、審美的・強度的にも優れています。
2.カラーレスセラミックスクラウン
   1のセラミックスクラウンは、歯ぐきに近い部分に、金属が見えたり、歯ぐきが金属イオンによって黒ずむことがあるので、それを防ぐために開発されました。このクラウンは矢印の部分もすべてセラミックスになっているので、黒く見えません。
3.オールセラミックスクラウン
   1・2と比べ、金属を一切使用していないので、歯肉への害が一切なく、すべてが白くでき(歯の裏側の舌にあたる部分も)、天然の歯と変わりません。最も、歯と歯肉との相性が良いのですが、技工操作が非常に困難なため、多数の歯をつなげること(ブリッジ)は、精度上、困難です。製作時間も通常の3倍かかります。
4.オールセラミックスインレー
   笑った時など、奥歯の銀の詰め物が見えて気になる場合、詰め物(インレー)をセラミックスで作ります。全てが、白くできて天然の歯と変わりありません。また、金属は、金属どうしが触れ合ったり、近づいたりすると、電流(ガルバニー電流)が流れ、それが歯の腐食や神経刺激を促しますが、この場合、全くそれがありません。
5.ラミネートベニア
   歯の色が悪い場合、歯をほとんど削らず、麻酔なし(少量打つ場合もあります)で歯の表面にセラミックをはりつける方法です。技工操作が今まで説明した物の中で一番困難で、製作時間もかかります。また、すべてセラミックスなので4の説明と同様に、歯への悪影響はありません。
6.ジルコニアクラウン・ブリッジ
   全てが白い歯。金属を一切使用しないので審美性が高い。キャドキャムシステムによって作ります。金属よりも硬い素材なので強度的に優れているのでブリッジも可能。
ブリッジとは、歯がないところに前後の歯を削ってつなげる装着物のことをいう。
歯がない。ここに橋渡し(ブリッジ)をしてつなげる。
また、前歯部など繊細な色を出すときはジルコニアの表面をうすくけずってセラミックをやきつけて作ります。現在では、ジルコニアが主流になりつつあります。


審美歯科を利用した矯正治療

(成人の歯並びを短期間で歯を抜かずに低価格で行なう。)

歯並びを良くするには、矯正という良い方法があります。 しかし、矯正は多くの時間と費用がかかり、歯を抜歯して行なうケースがほとんどです。 審美歯科矯正とは矯正のように歯を根ごと動かすのではなく、根はそのままにしておいて動かさず、歯の上部構造(歯のみえる所)に補綴物(かぶせ物)をして、美しい歯並びにするという方法です。 メリットとしては短期間で終わりしかも歯を抜かずに行なえ、かぶせ物をするため自分の好きな歯の色が選べます。また矯正のように全体を動かすのではなく局所的に気になるところだけ直せばいいので、値段もリーズナブルに行なえます。 当院では仮歯をまず装着してもらい、それを改造して患者の納得行く形になった時点で、技工士が仮歯の形通りのかぶせ物をしてきます。従って期待はずれということなく、患者さんに満足してもらっています。

【当院の審美歯科矯正治療の症例】


1 20代 中半 女性
 上下 5〜5 部 開口で噛み合っていない。アゴがかくかくいう。右上 1 の歯が歪んでいる。下顎の前歯が欠けている。
もうすぐ結婚されるとの事で矯正をしている時間がないとのこと。補綴処置を希望 上顎 5〜5 下顎 3〜3  16本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。全体的に上下の歯牙を冠したので、本人の希望通りの歯の色 (幾分 白め )に色調を揃える事もした。かみあう事によってアゴの調子も良くなったそうです。
術前   術後

2 20代前半 女性
 上顎 2〜2 の凸凹の歯並びが嫌だ 歯の色ももっと白くしたい、 との事。2〜2 4本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。 歯並びが揃って、歯の色も綺麗になったと満足してみえました。
術前   術後

3 30代 前半 男性
 上顎 1〜1 “すきっ歯” が間が抜けた感じで恥ずかしいとの事。1〜1 2本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。息が抜け発音しづらかった事 食べかすがもれていたのが、良くなった。
術前   術後

4 30代 中半 男性
 上顎 2〜2 歯並びが悪く、先の方が欠けている 格好悪い 歯の色が黄色っぽいので、自然な感じにしてほしい との事
2〜2 4本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。審美的なメリットに加え、噛み合わせが改善し、物がしっかり噛めるようになった。歯の形態は男性的なやや角ばった形にした。
術前   術後

5 40代 中半 男性
 受け口 (下顎前突) 矯正を考えたが入院して顎の骨を切除する手術をしなければならないのは、「もう齢なので、したくない。」との事で、審美的治療を選択されました。2〜2 4本の歯にセラミックスのかぶせ物をして上の前歯を前に出した。
今まで 上の前歯に過重な負担があったが、正常な噛み合わせに改善したので、上の歯の圧迫感がなくなり、顎が楽になった。歯の形は、男性的なやや角ばった形にした。歯の色は、下の歯の色と同調した自然な色にした。
術前   術後

6 30代前半 男性
 右上 2 舌側転位 歯の色 歯並びの悪さをどうにかしたい。
右上 2 が内側から生えてきて、食べかすや歯垢がたまりやすく審美的にもよくないし、ガタガタの歯並びも気になる。 2〜2 4本の歯にセラミックのかぶせ物治療を行なった。右上 2 の歯は、できるだけ大きい歯にするようにした。 右上2 を改善したので、前のように食べかす等がたまらなくなった。 上顎 1〜1 の歯が小さすぎて、気弱な男性のイメージになりがちな顔つきになるのが嫌との事 右左 1 の歯をできる限り大きくし、 1〜1 の歯を男性的なやや角ばった大きめの歯にした。
術前   術後

7 20代後半 女性
 上顎 1〜1 前に飛び出し大きく、しかも開口になっている。歯がおおきいので、小さくすることにより、開口もなおり、内側に引っ込める事ができた。たった2本の歯にセラミックスのかぶせ物治療をする事で、劇的に噛み合わせがよくなった。歯の色は周りの歯に合わせ、自然な色調にした。スポーツインストラクターの方なので、女性的な丸目の歯より、やや角ばった男性的な歯にした。
術前   術後

8 40代 男性
 上顎 3〜3 右上の 犬歯 3 が飛び出し、隣中央よりの歯 2 が異常に小さい バランスが悪い。歯の表面がまだらになり、ざらつき茶色っぽい。との事
 3〜3 6本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。3の犬歯の飛び出しを抑制し、全体のバランスを考え、色調を自然な色にあわせる。本人は大満足であった。
術前   術後

9 20代後半 女性
 左上の歯が欠け、全体的に歯が大きく 出っ歯 になっている。
上顎 3〜3 6本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。全体的に 1個1個 の歯を小さめにし、その分内側に歯を引っ込める。女性的な口元にしたいとの希望があったので、歯の形そのものも 丸みを帯びた女性らしい形態にした。
術前   術後

10 30代 後半 男性
 上顎 2〜2 下顎 2〜3 の歯並びが悪く、切端咬合(普通は上あごの歯が下あごの歯をおおうが、この場合おおわずに切端でかみあっている)左下 2 が欠けている。
下顎の 左下 3 が上の歯の 外に飛び出している交差咬合。下顎 2〜3 5本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。交差咬合も治して、歯の切端と切端で噛み合わせる切端咬合(歯の先端があたるので。歯が欠けやすい  下の歯が欠けたのは、この切端咬合が原因となっていると、推察する)を改善した。
術前   術後

11 20代前半 女性
 上顎 3〜2が乱れて生えてきて、しかも右上 1 2の間に下顎の前歯が噛みこむ。歯もかけて、顎もかくかくいう。歯の色も気になる との事。5本の歯にセラミックスのかぶせ物の治療を行なった。全体を補綴することによって、噛み合わせを改善すると、顎のかくかくが良くなり、歯の色も自然な白さにかえた。
術前   術後

12 20代後半 男性
 上顎 左上 1 外に飛び出し、歯にすき間が開いているので、食事の時食べ物が前に漏れ出て気持ち悪い。また、 上顎左上2 は 内側から生えてきているので、噛み合わせが逆になっている。上顎 右上 1 左上1 の歯を 全体的に小さくし、引っ込めた。歯をちいさくすることにより、スペースを設け、内側に生えた左上 2 を 外に出し正常な噛み合わせに改善した。上顎1〜2 3本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。
術前   術後

13 20代 女性
 右上 1 〜 左上 3 前歯が出っ歯で、歯が大きく、左上 2 は内側から生え、隣の 3 は外側に飛び出している。下の歯は、上の 2〜3 の間に入り込んで、噛み合わせの余裕がなく、顎が痛む時がある。 1〜3 4本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。全体的に歯を小さくし、出っ歯を改善し、なおかつ、特に 左上 2 の 交差咬合を改善することにより、顎の痛みもなくなった。
術前   術後

14 30代前半 女性
 歯が大きく色が悪く、右上 1 2 の歯がかけている。
上顎 3〜3 6本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。歯を全体的に小さくし、歯を内側に引っ込め、歯の色も、本人の希望する全体的に白く明るめの色調にかえた。角張った歯を女性らしい丸みの帯びた形にした。
術前   術後

15 20代 女性
 1 右上 3 八重歯で犬歯が外に飛び出し、右上 2 が内側に入り込み、下顎 の3 が外に飛び出している。上顎右2,3 下顎右3 の3本の歯にセラミックスのかぶせ物治療を行なった。全体的にバランスを整え、個々の歯が内側外側に突出しないようにし下の歯の交差咬合もなおし、噛み合わせをを良くした。歯の色は、周りの歯と同調する自然な白さに変えた。
術前   術後

ホワイトニング

当院では患者に合わせたトレーを作製し使用するので、1回に使用する薬量が少なくて済み、しかもホワイトニング効果が高いです。

メラミン除去(歯ぐきの黒ずみをとる)

今までは薬剤を塗ったり、歯ぐきを薄く削る方法などがありましたが、当院では、最新のCOレーザーにより、瞬時に痛みも少なく行えます。ご希望の方は、お気軽にドクターにご相談下さい。
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