【小児治療】

気長に説得して治療をすすめることを根本理念としています。また院長は30年の経験を生かし、どのようなお子様にも対応しています。お子様にはシール・風船やちょっとしたごほうびあり選んでいただいています。
号泣するお子様のために特別に、時間を取り治療することもできます(要予約)。痛みの伴う治療は、笑気を使用し(保険可)、痛みを軽減して行います。泣いて暴れる子供は危険なので、シートベルトを用意しています。これをすれば他の病院で断られても安全に行なえるので、困難な治療にも対処できます。小児発育期の健康相談・矯正に関する質問は、何でも院長ご相談下さい。

1)小児科親子室
  小児専用チェアーを用意しています。また、時間の無駄をなくすため、その隣で親御さんも治療できます。親御さんが治療している間、お子様はベビーチェアー、またはテレビゲーム・絵本・おもちゃコーナーで遊ぶこともできます。
2)歯並び・抜け替わりの時期の措置
  乳歯から永久歯への抜け代わりがスムーズに行かない場合、先天性欠如(先天的に歯が足りない)、過剰歯(余分な歯が生えてくるため、歯並びが異常な状態になる)などの要因も考えられます。得意な症例かどうか判断し、的確な処置を進めます。抜け代わりが遅くて心配な方、ご相談下さい。
当院では、CTによる確実な把握が可能です。
  【上唇小帯切除術】
  上唇小帯は、上唇と歯ぐきをつなぐ「すじ」です。これが肥大していると、前歯が"すきっ歯"になり、発音障害が生じます。上唇小帯を切除すれば、隙間が閉じてきます。治療はハードレーザーで簡単に保険で行えます。
3)フッ素イオン塗布(無料)
  虫歯予防・歯質強化のためのフッ素塗布を毎回無料で行なっています。


小児用チェアー 任天堂ゲームキューブ・DVD・TV設置
4)シーラント
  しっかり歯の磨けない小児の時期に、人工的に歯の溝を埋めるものです。歯の溝に食べかすがたまらず、虫歯にかかりにくくなります。
5)転んで歯を打ったときの応急処置
  歯がグラつく場合も、症状にあった固定方法を取れば、歯が抜けるのを防げます。即座にお電話下さい。
6)矯正(きょうせい)
  位置異常歯・下顎前突(うけ口)・上顎前突(出っ歯)・叢生(乱ぐい歯)など、当院で症状の改善を行っています。歯並びが心配な方は、医院長にご相談下さい。
7)笑気アナルゲジア
  痛みをともなう治療をする時は必ず笑気ガスを吸ってもらい、少しでも痛みを軽減するよう努めています。
8)保険でできる子どもの歯並びについて
  最近の子は、イケメン・アデージョが多く、"小顔"に長い手足、うらやましい限りです。しかし、小顔ゆえに歯並びは、確実に悪くなりました。歯並び=矯正ですが、その他矯正ほど完璧ではないが、美しい歯並びを促す方法もあります。例えば・・・
永久歯が生えてきたら、タイムリーに乳歯を抜く。
生えてきた永久歯のスペースが不足する場合、隣にある乳歯を少し削り、大切な永久歯が正しい位置に納まるよう場所を確保するなどです。
上の前歯の位置異常を初期に抑える方法もあります。ところで・・・昔よく見かけた"みそっ歯"、今はほとんどありません。子供の歯の手入れは、格段に良くなりました。昔虫歯の治療をして、泣いていた子が、大きくなって、久しぶりに顔を見ると、本当に嬉しくなります。光陰矢の如し。皆さんが健康に恙無く歯を使われることを祈りつつ、今日も子供達に風船やシールをあげるのを喜びに治療にあたっています。

【保険内で少しでも歯並びをよくする方法①〜⑨】

タイムリーに乳歯を抜く
  乳歯の下には常に永久歯が接触してはえてきます。が、たまに乳歯の根がしっかりし過ぎているため、永久歯がつっかえ、傾いてはえてくる場合があります。
レントゲン写真をとり、永久歯の成長の具合を、的確に判断しタイムリーに、乳歯を抜く必要があります。なかには、乳歯がしっかりし過ぎているため、永久歯が骨の中で完成してしまいはえてこられない症例も、ごくまれにあるので、注意を要します。

乳歯のスライスカット
  乳歯の抜けかわりの時期に、永久歯が乳歯につっかえて、ゆがんではえてきたり、はえてこられない場合があります。そんな時、乳歯を少し削り、永久歯のはえてくるスペースを作ります。歯列矯正は、各種装置を使い、アゴそのものを拡大させますが、抜けかわりの時期に、タイミングよく乳歯を削り、保険内で、少しでも歯並びを良くします。

上唇小帯肥大切除術
  上唇小帯は、上唇の真中と歯ぐきをつなぐ”すじ”で、上唇の裏にあります。これが大きく発達していると、前歯がすきっ歯になったり、歯並びが悪くなったり、発音障害が生じることがあります。この小帯をタイミングよく切除する事により、症状を改善できます。当院では、レーザーで簡単に切除できます。

乳歯の虫歯治療
  むし歯の治療も、歯並びを良くすることにつながります。むし歯を治さずにいると、乳歯の根の先に、病巣ができます。その下からはえてくる永久歯は、病巣をさけるように、ゆがんではえてきてしまいます。又、永久歯の歯質も悪化します。従ってむし歯になった乳歯は、しっかり治しておく必要があるのです。

子供の過剰歯(余分な歯)の除去手術
  上アゴの前歯がいつまでたっても抜けかわらなかったり、異常な歯並びの場合、余分な歯が、骨の中にひそんでいることがしばしばあります。そんな場合、早急に余分な歯を抜いて、歯並びを改善する必要があります。

歯肉弁開窓術
  なんらかの理由で、乳歯が早く抜けた場合、抜けた部位の歯肉が、増殖肥大することがあります。下から生えてくる歯が、その肥厚した歯肉につっかえて生えてこれなかったり、ゆがんで生えてくる事があります。この場合、肥厚した歯肉を速やかに切開し、歯がスムーズに生えてこれるようにする必要があります。

外傷による乳歯の骨性癒着
  乳歯の打ぼく・外傷が原因となるものです。過去に歯を強く打つと(くり返し打つなども)乳歯が抜けかわらず残る事があります。これは、乳歯の根が、歯を支えている骨と癒着をおこし、永久歯の抜けかわりを妨げているからです。この場合(歯並びにも影響するので)速やかに乳歯を抜く必要があります。

抗けいれん薬による萌出遅延
  抗けいれん薬の副作用として、歯肉が増殖肥大し、永久歯が生えてくるのを妨げることがあります。この場合、歯がスムーズに生えてくるよう、肥厚した歯肉をすばやく切開する必要があります。


生えかわりや歯並びを阻害する要因は様々な症例があるので心配な場合は、是非とも医院長に一度、ご相談ください。
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